GHPエアコンからの入替え工事事例①

他社で施工不可と断られてしまった工事事例

室外機1台で室内機7台を稼働するマルチタイプのGHPエアコンの入替え事例です。
室外機が故障し、室内機が全て使用できなくなっってしまいました。
はじめに他社に見てもらったところ、接続方法が特殊で施工不可と言われた為、弊社へご依頼いただきました。
電気式(EHP)でも7台稼働できるマルチエアコンが存在しますが、今回の件で故障時のリスクを分散させたいとのご要望で、7台を3台タイプと4台タイプに分けて入替えするご提案をさせていただきました。
※写真クリックで拡大します。

既存の室内機と室外機

既存室内機7台と室外機です。
7台の室内機をこの1台の室外機で運転していた為、今回、室外機の故障により全ての室内機が停止してしまいました。室外機は重量が235㎏あり、このままでは撤去することが困難な為、解体し撤去作業を行いました。
さらに、既存室内機の冷媒配管が建物内で分岐しており、屋外に出ている配管は7系統のうちの4系統のみで、このままでは接続が出来ない為、分岐箇所を調べ、溶接にて冷媒配管を増設し対応していきます。
他社で断られてしまったのは、この冷媒管の接続が複雑だった為ですが、弊社ではこのような複雑な配管の調査・接続も正確に行えます。

新規室内機設置

新しい室内機です。今回はダイキン製のエアコンを選定しました。
既存の冷媒配管は7系統中4系統のみ…つまり、7台中4台分の配管しか無く、既存のままでは接続が出来ない為、分岐箇所を調べ溶接にて冷媒配管を増設しました。
また、メインで使用するのはリビングの2台ということで、今回は万が一故障がおきてしまった場合にも、1台は作動するよう考慮してそれぞれ別の室外機に接続しました。

新規室外機設置

新しい室外機を設置しました。
今回の入替えで室外機を2台になり、屋外電源が1台分不足した為、分電盤より新たに200Vの電源を増設し屋外へ延ばしました。
このような、室外機1台で複数台の室内機を稼働するマルチタイプのエアコンは、室外機に電源を直結する仕様になっています。
なので、今回のように室外に電源が必要になってきます。※詳しくはマルチエアコンのページ
このような電源を増設する工事も併せて行えますので、他社で断られてしまった場合でもお気軽にご相談ください。
設置後は、真空引きと試運転をして工事完了です。